ビジョナリー・カンパニー 2 飛躍の法則
優良企業が偉大な企業に飛躍するための法則
飛躍した企業は、巨大で重い弾み車を回すようにして飛躍した
最初は重くてほとんど回らないが、徐々に回転が速くなっていく
大きな目標を公表したり、式典などをやったりするわけではなく、着実に実績を積み重ねていく
誰とやるかが重要
飛躍できない優良企業は、一人の天才を千人で支える方式 : 天才的な指導者がビジョンを示し、それを実現する有能な兵士を集める
偉大な企業は、何をやるかの前に、誰とやるかを重視
6 つの成功原則
野心は会社のために : 卓越した企業のリーダーは 「個人としての謙虚さ」 と 「職業人としての不屈の精神」
誰をバスに乗せるか : 採用も配置も厳格に行う
ストックデールの逆説 : 「どんな困難にも必ず勝てると確信する」 のと 「極めて厳しい現実を直視する」 という相反する性質
ストックデール将軍が、この性質でベトナム戦争にて捕虜収容所で 8 年生き延びたことより命名 針鼠の概念 : 「情熱を持って取り組める」 「経済的原動力となる」 「世界一になれる」 という 3 点を満たすところに経営資源を集中的に投資 (針鼠は丸くなってやりすごす)
規律の文化 (A Culture of Discipline) : 無理やり規律を守らせるのではなく、自ら規律を守る人を集める (文化が重要)
促進剤としての技術 : 針鼠の概念に直接適合する技術については先駆者になるが、それ以外の技術は重視しない